【海外向けフード写真の基本】黒い食材はNG?カラフルな料理が好まれる理由
- Green Light
- 7月17日
- 読了時間: 3分
海外向けに料理写真を発信するとき、「黒っぽい料理」がなぜか美味しそうに見えない…そんな経験はありませんか?
実はそれ、文化的な“色の心理”の違いが大きく関係しています。この記事では、海外向けフード写真を撮る際に避けたほうが良い「黒色食材」と、代わりに好まれる「カラフルな色味」について解説します。
■ 黒い食材が敬遠される理由
日本では「黒」は落ち着き・高級感・深みを表す色。黒豆や海苔、イカ墨パスタ、味噌煮など、黒や焦げ茶を基調とした料理もたくさんあります。
しかし、海外(特に欧米圏)では「黒」は次のようなネガティブな印象を持たれがちです。
焦げている/古くなっているように見える
味が重たそう・消化に悪そうに見える
暗くて写真映えしない
たとえば日本人が「くすんだ青色の食べ物」に抵抗を感じるように、海外では「黒っぽい料理」に“食欲減退の心理”が働くことがあります。
■ 一方で、好まれるのは「カラフルで明るい」料理写真
海外のSNSを見てみると、人気の料理写真は共通して明るく・鮮やか・色のコントラストがはっきりしています。たとえば…
フレッシュなトマトの赤
サラダのグリーン
チーズのイエロー
フルーツのパープルやオレンジ
これらの色は「生命力」「健康」「楽しさ」を連想させるため、食欲を刺激しやすい色です。
とくに欧米や東南アジアでは、「色鮮やか=新鮮で健康的」という認識が強く、SNSでもカラフルな写真ほど「Like」される傾向があります。
■ 黒色食材を使う場合の工夫
もちろん、黒い食材をすべて避ける必要はありません。黒い器や背景を使うことで逆に料理を引き立てるなど、バランスの取り方で印象は大きく変わります。
海外向けに撮る際のポイントは以下の通り:
黒は“アクセントカラー”にとどめる 例:黒皿の上にカラフルな料理を乗せる。黒い食材を小量使って彩りを際立たせる。
明るい光と色コントラストで「重さ」を中和 黒系の料理も、自然光や白背景を組み合わせることで清潔感を出せます。
“シズル感”を強調して「黒でも美味しそう」に 照りや湯気、油の輝きを強調すると、「黒=焦げ」ではなく「香ばしさ」に見えます。
■ まとめ:海外向けフード写真は「色の力」で伝える
海外向けの写真では、“味の情報”を伝える手段が限られるため、**「色=おいしさの言語」**になります。
黒は落ち着きと深みを表現する一方、海外では「暗く・重く・古い」印象になりやすい色。
海外市場を意識するなら、料理そのものやスタイリングで**「カラフルで明るい写真」**を意識することが、“美味しそう”を世界共通の言葉で伝える近道です。
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