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「美味しい」は味覚だけじゃない?五感で決まる食の体験

  • 執筆者の写真: Green Light
    Green Light
  • 2024年9月22日
  • 読了時間: 1分

私たちは普段、「美味しい」と感じるとき、味覚がすべてのように思い込みがちです。しかし、実は味覚が占める割合はわずか 1% に過ぎないことをご存知でしょうか?

では、残りの99%は何でしょうか?答えは、視覚・聴覚・嗅覚・触覚といった五感の組み合わせです。特にフードフォトグラフィーにおいては、この1%の味覚を補完する「見た目」が決定的な役割を果たします。

例えば、料理の色彩や盛り付け、湯気や質感、光の当たり方。これらは視覚を通して食欲を刺激し、味の期待値を高めます。カリカリに焼かれた表面やジュワッとした肉汁の艶、サクサク感やクリーミー感の描写は、触覚や聴覚の想像を引き出し、「美味しそう!」という感情を呼び起こします。

また、匂いや香りは写真では直接伝えられませんが、色や質感の表現によって脳が香りを想像することが可能です。まさに写真は、味覚を超えて五感すべてに訴えかける「食の第一印象」です。

結論として、料理を「美味しく見せる」ためには、味覚だけに頼るのではなく、五感をフル活用した表現が不可欠です。視覚、聴覚、嗅覚、触覚、そしてわずかな味覚の積み重ねが、私たちの「美味しい体験」を形作っているのです。

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